1.居住 無制限 納税義務者 とは

語句説明


居住無制限納税義務者 とは、
相続 又は 遺贈(死因贈与を含む)により
財産を取得した次に掲げる者であって、
その財産を取得した時において 日本国内に住所を有する者


(1) 一時居住者でない個人
(2) 一時居住者である個人
    (被相続人が外国人被相続人 又は 非居住被相続人である場合を除く)



一時居住者とは

相続開始の時において
在留資格を有する者(=外国国籍であるということ)で、
その相続の開始前15年以内において
日本国内に住所を有していた期間の合計が10年以下である者

のことです。


一時居住者でない個人の例:

 日本国籍を持ち 日本に住んでいる日本人
 (日本国籍を持ち 日本に住んでいる日本人には 在留資格はそもそもない。




一時居住者である個人の例:

 被相続人A (日本国籍)
 Aの娘B  (日本国籍)
 Bの夫X  (アメリカ国籍)
 Bの子C  (アメリカで出産され、アメリカ国籍を選択)

 Aが亡くなった際に、既にBも亡くなっており、Bの子Cだけが相続人であり、
 Cが Aと5年前からAと日本で同居していた場合、
 Cは一時居住者に該当する。