問題(相続人と相続分 3-001)

試験対策

次の図中の 民法に定める相続人とそれぞれの法定相続分 を求めなさい。
親族図表の二重線は 法律上の婚姻関係を示しているものとする。



回答:

相続人
(実際に相続できる者)
法定相続分 法定相続人
(非課税枠計算の対象)
1 / 2 該当
子A 1 / 6 = 1 / 2 × 1 / 3 該当
子B 1 / 6 = 1 / 2 × 1 / 3 該当
子C Not
孫C1 1 / 12 = 1 / 2 × 1 / 3 × 1 / 2 該当
孫C2 1 / 12 = 1 / 2 × 1 / 3 × 1 / 2 該当

解説:
0.試験問題を解くときには、
  図表に直接 目印を付けることをお勧めします。
 (本サイトでは 目印として 色を着けます。)
1.配偶者と子 の組み合わせ と理解する。
2.配偶者と子 なので、
  配偶者が 1 / 2 を取得し、
  残りの 1 / 2 を子供の人数で按分する。
  子供の人数は3人なので、子A、子B、子Cはそれぞれ 1 / 2 × 1 / 3 = 1 / 6 を取得する。
3.子C(亡)なので、子Cの相続分は、子がいれば、その子に承継される。
  図表より孫C1、孫C2が存在していることが確認できるので、
  結果 子C(亡)が取得する 1 / 6 の遺産を 孫C1、孫C2が折半する。
  よって、
  孫C1、孫C2はそれぞれ 1 / 6 × 1 / 2 = 1 / 12 を取得する。